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大河 『真田丸』 第14話「大坂」の名言66個・感想/第15話注目ポイント/解説:真田丸「大坂編」登場の武将は真田信繁の敵?味方?

      2016/04/16

大河ドラマ「真田丸」」第14話「大坂」
源次郎。お主は、わしのようにはなるな。/なにが関白殿下だ!/割と好きな顔!/など大河『真田丸』第14話「大坂」の【名言・名セリフ66個】と感想、次回第15話「秀吉」の注目ポイントを紹介します。名セリフのTwitter簡単投稿も!

この記事では、NHK大河ドラマ『真田丸』について、名言・名セリフや感想を書いています。
※ネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

前回の記事 大河 『真田丸』 第13話「決戦」の名言111個・感想/第14話注目ポイント もどうぞ!

大河 『真田丸』 他の回の名言・名セリフ・感想を読む

解説:真田丸「大坂編」登場の武将は真田信繁の敵?味方?

大河ドラマ「真田丸」は、今回の第14話「大坂」から第2章「大坂編」へと突入します。
※当時の「おおさか」の綴りは「大阪」ではなく「大坂」でした。

「大坂編」では、羽柴秀吉(豊臣秀吉)を中心として、多くの戦国武将が新たに登場します。

ここでは、それらの人物が、「信繁の敵となるのか?味方となるのか?」「信繁との関係はどうなっていくのか?」について、史実を元に解説していきます。

石田三成:関ヶ原の戦いの中心人物。羽柴家と真田家のパイプ役に。

山本耕史さん演じる石田三成は、真田家と羽柴家の橋渡し役「取次」として、重要な役目を果たします。

北条氏政・氏直親子を滅ぼすことになる小田原城の戦い(小田原征伐)では、真田昌幸・信繁父子は、石田三成と共に北条家の城「忍城」を攻めることとなります。
(この戦いを扱った小説としては映画にもなった「のぼうの城」が有名です。)

秀吉の死後は、いわゆる「文治派」として、「武断派」の諸将との対立を深めていき、関ヶ原の戦いでは、石田三成は「西軍」の中心となります。
この関ヶ原の戦いで、真田信繁は同じ「西軍」として、父・昌幸と共に徳川家と戦います。(第二次上田合戦)

石田三成は関ヶ原の戦いで敗北し、徳川家に捕らわれて処刑されることとなります。

大谷吉継:三成との友情で知られる。娘が信繁の正室となる。

片岡愛之助さん演じる大谷吉継の娘である竹林院真田信繁の正室となるので、信繁からみると「義父・舅」という関係となります。

「武断派」「文治派」のどちらにも属していなかったと言われる大谷吉継は、徳川家康とも友好関係にあったと言われていますが、関ヶ原の戦いにおいては石田三成との友情を重んじて「西軍」として戦うことになります。

吉継はこの戦いで戦死したと言われています。

片桐且元:関ヶ原の戦い以降に豊臣家の中心となるも、大坂の陣を前に徳川家へ出奔。

小林隆さん演じる片桐且元は、「賤ヶ岳の七本槍」の一人として知られる羽柴秀吉の家臣です。

関ヶ原の戦いでは家臣を西軍に派遣していますが、戦後は徳川家と豊臣家の調整に奔走し、幼い豊臣秀頼に代わって大坂城の政治を取り仕切ることになります。

しかし、「徳川家の下で豊臣家を存続させる」方針であった且元は、淀(茶々)の側近から「徳川家と内通しているのでは?」と疑われ、結果として「大坂冬の陣」の前に大坂城を退去しています。

且元の退去と、真田信繁の入城の時期は、ほぼ同じ頃であったと考えられます。

羽柴秀次:秀吉から関白職を譲られるも不仲となり切腹。娘は信繁の側室に。

新納慎也さん演じる羽柴秀次は、秀吉の姉「とも」の子、つまり秀吉の甥で、子供のいなかった秀吉から後継者として関白職を譲られます。

しかし、秀吉と茶々(淀)の間に秀頼が誕生すると、理由は諸説あるようですが、秀次は秀吉より出家させられ、その後に切腹をしています。

この時、秀次の正室や側室、そして、その子供たち合わせて30名以上が秀吉の命で処刑となりますが、生き残った数少ない娘の一人(隆清院)真田信繁が匿い、後に側室にしたと伝わっています。

真田四代と信繁 (平凡社新書)真田一族と家臣団のすべて (新人物文庫) 真田昌幸: 徳川、北条、上杉、羽柴と渡り合い大名にのぼりつめた戦略の全貌大いなる謎 真田一族 最新研究でわかった100の真実 PHP文庫

名言・名セリフ66個で名場面を振り返る
『真田丸』第14話「大坂」
(放送日:4月10日/再放送:4月16日)

各セリフのを押すと、真田丸の名言・名セリフを簡単にTwitterでシェア・投稿することができます。

真田源次郎信繁(さなだ げんじろう のぶしげ) キャスト:堺雅人(さかい まさと)
ありがたきお志ながら、むしろこちらにいた方が気が晴れます。

本多平八郎忠勝(ほんだ へいはちろう ただかつ) 徳川家随一の猛将/キャスト:藤岡弘、(ふじおか ひろし、)
殿、お願いがございます。 次はそれがしに采配をお任せ下され。
必ずや真田安房守の首、討ち取ってご覧に入れます。

徳川家康(とくがわ いえやす)東海の戦国大名/キャスト:内野聖陽(うちの せいよう/まさあき)
今度こそ真田を根絶やしにするのじゃ!

真田源三郎信幸(さなだ げんざぶろう のぶゆき) 真田信繁の兄/キャスト:大泉洋(おおいずみ よう)
長引きそうですな、この戦。

真田安房守昌幸(さなだ あわのかみ まさゆき) 真田信繁の父/キャスト:草刈正雄(くさかり まさお)
いや、そうでもない。 信尹がなんとかしてくれる。

石川数正(いしかわ かずまさ) 徳川家臣→羽柴家臣/キャスト:伊藤正之(いとう まさゆき)
お主の言う通りになった。 真田の勝ちじゃ。

真田信尹(さなだ のぶただ)真田信繁の叔父/キャスト:栗原英雄(くりはら ひでお)
では、例のお話、そろそろ……。

本多正信(ほんだ まさのぶ) 徳川家康の参謀/キャスト:近藤正臣(こんどう まさおみ)
石川数正、秀吉方に出奔!
なにゆえ……はて……。 はて、はて……。

徳川家康
(膳をひっくり返して)うわ~! うわ~!

矢沢三十郎頼幸(やざわ さんじゅうろう よりゆき) 真田家家臣/キャスト:迫田孝也(さこだ たかや)
源次郎様……。 お気持ちは分かります。 しかし、先に進みましょう! 世の中は動いております。 立ち止まっている暇はありません。
真田のため、上杉のため、今、何ができるかを考えようではありませぬか!
先へ進む事と、お梅様を忘れる事とは違います!

真田信繁
この景色、梅にも見せてやりたかった……。
お前に何が分かる! 私は、お梅にまだ何一つ幸せな思いをさせてなかった!
いや、お前の言う通りだ、三十郎。
分かってはいるのだ……。 いつまでも立ち止まっていてはいけない事ぐらい。 分かってはいるのだ……。

阿茶局(あちゃのつぼね) 徳川家康の側室/キャスト:斉藤由貴(さいとう ゆき)
眠っていても「サルが来るぞ~サルが来るぞ~」って、うなされておられます。

徳川家康
牢におりながら数正を調略し、わしを窮地に陥れるとは見上げたものじゃ。
お主の才覚、是非ともわしのために使ってくれ。

真田信尹
拙者は、真田安房守の弟でございます。

徳川家康
承知しておる。

真田信尹
殿にお仕えするふりをして、これから先も安房守と裏で通じ合うやも知れませぬ。

徳川家康
それも承知。

真田信尹(さなだ のぶただ)真田信繁の叔父/キャスト:栗原英雄(くりはら ひでお)
では、お断りする理由はございませぬな。

北条氏政(ほうじょう うじまさ) 北条家第4代当主/キャスト:高嶋政伸(たかしま まさのぶ)
捕らえて首をはねるまでよ。 わしが対面するのは、ここから上だけじゃ。 ホホホホホホ!

真田信幸
大名でもない父上に、なぜ秀吉は上洛を?
大名でもない父上に何ゆえ秀吉は……。
大名でもない父上……。

真田昌幸
うるさいわ。
徳川に勝った事で、それだけ真田の名が上がったという事じゃ。 決まっておるではないか。
よし決めた! 先送りじゃ。 しばらく様子を見る。
信長の時は痛い目に遭うた。 ここはあくまで手堅くいく。

上杉景勝(うえすぎ かげかつ)上杉家当主/キャスト:遠藤憲一(えんどう けんいち)
秀吉に会ってくる。
上杉はかねてより秀吉とは親しかった。 それを崩さぬための挨拶じゃ。
上杉は何者にも屈する事はない。 これまでも、そして、この先も。

直江兼続(なおえ かねつぐ) 上杉家臣/キャスト:村上新悟(むらかみ しんご)
先ほどの御屋形様の話、真に受けたのではなかろうな。

真田信繁
また、見栄を張られましたか……。

真田昌幸
源次郎が大坂に行くらしいぞ。
上杉景勝のお供で秀吉に会いに行くらしい。 ハハハ! わしにも運が向いてきたぞ。
ここは奴に骨を折ってもらおう。 あいつに秀吉の真意を探らせるのだ。 サルがこの真田をどう扱うつもりなのか。

真田信幸
源次郎で大丈夫でしょうか?

真田昌幸
あれは人の懐に飛び込むのが、滅法うまい。 秀吉も気に入ってくれるに違いないて。
今にして思えば、源次郎を上杉に人質に差し出したのが当たった。 よほど気に入られたと見えるわ。
ハハハハ! あれは役に立つ男よ。

真田信幸
源次郎が大坂へ行く。 父上は源次郎に秀吉を探れと命じた。 父上は大層、弟を買っておられる。
俺は源次郎に嫉妬するような小さい器ではない。 しかし、別に源次郎に託さずとも、俺がいるではないか。
何ゆえ、父上は俺を差し置いて源次郎に。 そして俺は相変わらず蚊帳の外。
母上!? 言って下さいよ!

薫(かおる) 真田信繁の母/キャスト:高畑淳子(たかはた じゅんこ)
言う暇もなく、お前が喋り出したのじゃ。

こう 真田信幸の妻/キャスト:長野里美(ながの さとみ)
やはり きりでは難しいかもしれませんね。
すえの事です。 きりは、自分が育てると申しているのですが、なかなか上手くいかないようで、朝から泣きっ放し。

きり 真田信繁の幼なじみ/キャスト:長澤まさみ(ながさわ まさみ)
すえちゃん! 何で寝てくれないの。 泣いてるだけじゃ分かんない!
よいしょ……。 無理。 もう無理。 うわ~ん!

きり
源次郎様!
殿から仰せつかったんですよ。
源次郎様お一人では心配だからでは?

真田信繁
ばかな事、言うな! 帰れ!

上杉景勝
おい、いつまで続くのだ?
仲良さげではないか。 苦しゅうない。 ついてまいれ。

石田三成(いしだ みつなり) 羽柴家重臣/キャスト:山本耕史(やまもと こうじ)
石田治部少輔三成でござる。 この度は遠いところわざわざお越し頂き、恐悦至極に存じまする。

きり
どうしてあちらの座に入れて頂けないんですか?
料理も見て。 あちらの方が品数が多い。

真田信繁
そんなことより、すえの話を聞かせてくれ。

きり
日に日にかわいくなってる。 たまにお梅ちゃんにそっくりな顔をする時があるの。
本当は私が育てたかったんだけど、あちらの兄上がどうしても自分でなさりたいっておっしゃるから。
お梅ちゃんがきっと守ってくれると思う。

上杉景勝
自分が嫌になるわ……。
口では「義のために生きる」と言っておきながら、長いものに巻かれているだけではないか。
これほど世の中は思い通りに生きられないものなのか。

上杉景勝
源次郎。 お主は、わしのようにはなるな。
この世に義があることを己自身の生き方で、示してみせよ。
さすれば、わしは安心して秀吉に頭を下げられる。

真田信繁
お待ちを。 なぜ我らも共に行けませぬ?
上洛と言った方が箔がつくからだよ。
だとすれば! 西国の大名が殿下に呼び出される時も、一旦大坂を越えて京へ入り、改めて大坂へ向かうのですか?
人を不快にさせる何かを持っている。

直江兼続
堅苦しいところはあるが、実に頭が切れる。 ああ見えて、熱い男よ。

石川数正
要するに、わしは真田の手駒に使われたのじゃ! ひどいではないか!
殿を裏切ってしまった……。 あれほどお世話になったというのに。

真田信繁
もうしょうがないですよ。 裏切ってしまったんですから。
先が読めないのは、皆、同じです。 だから必死に生きているんです!
人を騙したり、裏切ることもあるでしょう。 でも、それは善とか悪で計れるものではないと、私は思うのです。
石川様。とりあえず、先に進みましょう!

上杉景勝
秀吉ごときに硬くなっている己が嫌になる。 向こうから見れば、わしなどさぞ田舎者なんだろう。

直江兼続
お忘れですか。 殿下とて、元は百姓。

上杉景勝
気が楽になった。

石田三成
あいにく、昨今は全国から大名衆がひっきりなしに来られるゆえ、宿所にゆとりがない。 この座敷で辛抱されよ。
同じが良かったかな?

真田信繁
とんでもない。

きり
ええ。
これ、人が住む部屋ではありませんよね。

真田信繁
関白殿下というのはどういうお方なんですか? 猿に似ているというのは本当なのですか?

うた 三成の正室/キャスト:吉本菜穂子(よしもと なほこ)
私、存じあげません。
猿に会うた事がないのです。

加藤清正(かとう きよまさ) 羽柴家重臣/キャスト:新井浩文(あらい ひろふみ)
これ以上、殿には偉くなってほしくないんだよ!
関白がどれだけ偉いか知らねえが、俺は殿には似合わねえと思う。
殿はいくつになってもさ、俺たちと一緒に野山を駆け回ってねえとダメなんだよ。
それが羽柴秀吉って男の強さなんだよ。 なにが関白殿下だ!

石田三成
だったら、お前が先に返上しろ。 従五位下主計頭(じゅごいのげ かずえのかみ)。

加藤清正
あれは返したくないなあ。 気に入ってんだ。
加藤主計頭清正! 好きなんだよな、響きが。 おふくろも喜んでくれてたしさあ。

石田三成
おい、ここで寝るな! 今夜はちゃんと帰ると約束したはずだ!

真田信繁
石田様! 私もお供致しとうございます!

石田三成
ならん。 そなたの事は、まだ殿下の耳に入れておらぬ。

茶々・淀(ちゃちゃ・よど) 秀吉の側室/キャスト:竹内結子(たけうち ゆうこ)
ああ! あなた、あれ? あれでしょ? 真田何とか。
私ね、清洲のお城に住んでた事があるの。 近く?
割と好きな顔! フフフフフ!

大蔵卿局(おおくらきょうのつぼね) 茶々の乳母・大野治長の母/キャスト:峯村リエ(みねむら りえ)
茶々様いけません。

茶々
殿下がね、あなたに会うのを楽しみにしてましたよ。

片桐且元(かたぎり かつもと) 羽柴家重臣/キャスト:小林隆(こばやし たかし)
関白殿下がお会いになられまする。 どうぞこちらへ。

真田信繁
すみません、何かの間違いではないでしょうか。

片桐且元
真田源次郎。

真田信繁
信繁ですが。 伺っておりました話と違います。

片桐且元
いろいろ訳がござる。 さ、急がれよ。
あ……何だか気持ち悪い……。 くそ……。
ここでしばらくお待ちあれ。

『真田丸』 第14話「大坂」のまとめ動画がNHK公式サイトで公開されています。
あらすじ 第14回「大坂」|NHK大河ドラマ『真田丸』

『真田丸』 第14話「大坂」(4月10日放送)の感想

今回からは「大坂編」に突入した「真田丸」ですが、ストーリーは真田信繁が上杉家への人質として越後の国(新潟県)へ戻ったところから始まります。

妻・お梅を幸せにしてやれなかったことを悔やむ信繁に対して、矢沢三十郎頼幸「先に進みましょう」と声を掛け、信繁も一度は反発しますが、考えを改めて、新たな一歩を踏み出すことになります。

一方、上田城の戦いで敗北した徳川家は、真田家に対するリベンジを計画しますが、そんな最中に重臣中の重臣とも言える武将・石川数正が豊臣方へ突然寝返ったことで家中は大揺れとなり、真田攻めは中止となります。
史実上、この数正が突然出奔した理由は諸説ありますが原因は明らかになっていません

もう一つ、史実では明らかになっていない謎は、信繁の叔父である真田信尹が、この頃に徳川家の家臣となったことです。
徳川家で囚われの身となっていた、というのは「真田丸」独自のフィクションですが、信尹が真田家を離れて徳川家康に仕えていた、という事実だけが知られています。

「石川数正の謎」「真田信尹の謎」を絡めたのは、三谷幸喜さんの脚本の「妙」と言えるでしょう。
真田信尹が徳川家の牢で囚われの身となりながら、石川数正を唆して出奔させる、という離れ業を演じていました。

徳川家の中枢にいた石川数正が豊臣秀吉のところへ行く、ということは、軍事上の機密情報が筒抜けになる、ということです。
それ故に、徳川家康は秀吉が攻めてくることを過剰に気にしていたのです。

しかし、秀吉方は「天正大地震」の発生により大打撃を受け、結局のところは徳川家の征伐は中止となり、豊臣家は外交によって諸大名を従わせる戦略へと転換していくことになります。

秀吉方からの上洛命令は、北条家真田家、そして上杉家にも届きます。

北条氏政は、例によって「ホホホホホ」と笑いながら、秀吉に従う気が全くないということを見せます。

真田昌幸は、以前に織田家に従ったもののアッサリと信長が死んだことを教訓に、「様子見」をすることに。

しかし、上杉景勝だけは、以前から秀吉との親交があったこともあり、臣従するかどうかを悩みながらも、大坂へ向かうことを決めます。
そこに、すっかり景勝様の「精神安定剤」となった信繁も(そして、あっさりと梅の娘・すえの育児を諦めた きり も)同行することになりました。

景勝と信繁の一行は、越後から加賀(石川県)、京を経て、大坂城へ到着します。

その過程で登場するのが石田三成

信繁曰く「人を不快にさせる」とのことで、「仕事は出来るが、イマイチいけ好かない奴」という「一般に知られている」イメージのキャラクターのようではありますが、直江兼続曰く「熱い」ところもあるとのこと。
史実では、石田三成と直江兼続の間には深い関わりがあったということが知られていますが、確かに「真田丸」の2人は、ウマが合いそうな感じもしますね(笑)

今は三成から軽んじられている信繁ですが、きっと今後の展開において、2人の「熱い」話が見られるのではないでしょうか。
(ちなみに、三成の妻・うた も、あまり冗談が通じないタイプで、ある意味「似た者夫婦」かもしれませんね。)

そんな三成とは対立していく加藤清正ですが、この時点では三成の家で一緒に酒を飲むなど、友人のように描かれているのは、ちょっと新鮮かも知れませんね。
考えてみれば、三成も清正も、秀吉が織田家の一武将だった頃から共に駆け回っていた訳ですから、この頃は、それほど「険悪」ではなかったのかもしれませんね。
そんな2人がどうして別の道を歩むことになるのか、今後のストーリーでは、信繁の目を通して、その経緯が描かれることでしょう。

そして、唐突に登場して信繁に大きくインパクトを与えたのは、竹内結子さん演じる茶々、つまり後の淀君です。

今までの大河ドラマでは、「高慢」「薄幸」「妖艶」といったキャラクターで描かれることが多かった茶々ですが、「真田丸」では、ストレートに魅力的な女性として描かれているようですね。

後に真田信繁は、淀君のいる大坂城へ入って徳川家と戦うことになる訳ですが、信繁が大坂城へ入る「理由」の一つが、「信繁が慕っている茶々がいる」ということになるのかも知れません。

それにしても、「頬をつかまれた」ことを思い出してニヤけてしまう信繁には、思わず「男子中学生か!」とツッコミたくなってしまいましたね(笑)

さて、肝心の秀吉はラストに突然登場する訳ですが、わざわざ信繁に会いにきた理由は謎のまま。
その活躍?は、来週以降に期待しましょう。

ストーリーの中心から外れてしまいましたが、兄上こと真田信幸は、今回も「トホホ」な役回り。

父・昌幸に対して「大名でもないのに」を連呼して不評を買ったかと思えば、そんな父からは露骨な信繁びいきの話ばかり。

さらには、それを妻の膝枕で愚痴っていたはずが、よく見たら母上の膝枕だったという衝撃。

いわゆる「室賀ロス」で信幸の出番も減るかと思いましたが、本多忠勝の娘で妻となる小松姫の登場を待たずとも、まだまだ彼の活躍(?)が毎回楽しめそうですね。

 

次回『真田丸』 第15話「秀吉」(4月17日放送予定)の注目ポイントは?

次回の「真田丸」では、タイトルの通り「秀吉」とそれを取り巻く親族や側近が一気に登場することとなります。

秀吉は、「天下人」として、そのスケールの大きさをどのように信繁に見せつけるのでしょうか?

そして、真田家に訪れる新たな危機に対して、信繁はどのように立ち向かっていくのでしょうか?

秀吉の正室・寧(鈴木京香さん)茶人・千利休(桂文枝さん)信繁の正室の父・大谷吉継(片岡愛之助さん)といった、注目のキャストも初登場となります。

まさに豊臣家の絶頂期を迎えようとしている中で、信繁が何を見て、どのように感じるのか。

そして、「歴史の謎」とされている、羽柴秀次や千利休の切腹を「真田丸」では、どのように解釈し、信繁をどう絡めていくのか。

そのヒントが、次回の放送には隠されているかも知れませんね。

『真田丸』 第15話「秀吉」の予告動画がNHK公式サイトで公開されています。
あらすじ 第15回「秀吉」|NHK大河ドラマ『真田丸』

追記. 第14話「大坂」の視聴率は17.1%

2016年4月10日に放送された「真田丸」第14話「大坂」の視聴率は、前回第13話「決戦」の17.5%を0.4%下回る17.1%だったことがビデオリサーチ調べで分かったそうです。


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